こんにちは、婚活研究ブロガーはるです!
前回、結婚相談情報サービス業を運営されている結婚相談情報サービスCENの甲木さん木良作さんとのインタビューでは、甲木さん木さんが結婚相談所を立ち上げた経緯についてお聞きしました。
今回は、実際に展開しているサービスについて、より深く伺っていきます!
今注目される国際結婚サービスCEN
―: CENさんでは国際結婚サービスもされているようですね。
甲木さん:
はい、以前どうしても結婚したいという方から、
「国際結婚ってないんですか?」
と相談が来るようになったんですが、やるからには弊社にも責任が生じることとなりますし、最初はやらないつもりでいたですが、次第に声が大きくなってきたので、やるとしたらどの国の女性がいいのか……非常に悩みました。
海外とのやりとりなので、大使館を通したり結構手間がかかって大変なんです。
それし、国際結婚ってトラブルが多いんですよ。
ブローカーを通してやるとお金を持って逃げられるという話も聞きましたし。
だからこそ、信頼して依頼できる国の女性じゃないといけないんです。
よくよく調べてみると、元々親日家の多い国ということもあってかベトナムは、日本人との親和性が高いんです。
日本を尊敬していて、日本に来て働かれている優秀な方も多いようなんです。
ただ、実際に会って確かめてみないと正確な判断ができないと思い、
僕も何人かのベトナムの女性とお会いしてお話させていただいたんですが、彼女たちは本当に日本の男性に憧れをもっている。
お金ではなく、日本人に憧れと敬意をもって真剣に結婚したいという方がベトナムには多いように思います。
弊社は、ベトナムに日本の支社が置かれている、信頼のおける仲介業社と提携していまして
ベトナムの女性の方から正式な独身証明書をいただいた後に面接と面談を行い、弊社の会員様にとって安心してサービスを利用して頂けるように体制をとっています。
逆に言ってしまえば、一番リスクがないかたちで会員様に喜んでもらえる国がベトナムしかなかったという結論なんですが。本当にベトナム女性は素晴らしい人が多いです。
― 国際結婚のお相手となる女性は、どれくらいの年齢層ですか?
甲木さん:
ベトナムの女性は20代の方が多く、ベトナム女性と結婚を希望されてる方は30代ぐらいの方が多いですね。
在日のベトナムの方が多いので日本で会うこともできますし、留学でも日本へ来たりしていますので気軽にお会いできます。
会員様にも「一回会ってみますか?」と、よく声掛けさせていただいたりもしています。
大手には真似できない結婚相談サービスを追求
― CENでは男女のマッチングはどのように行われていますか?
甲木さん:
まず、パーティーの場合、10人以上ですと参加される方全員とお話できる機会を設けています。
その後、連絡先を交換してもかまいませんし、連絡先交換カード(自分の名前や連絡先を書いて意中の方に渡すカード)を3枚ぐらい用意しているのでそれを渡すこともできます。
また、マッチングもしますが、その内容については弊社は発表しません。
― マッチングの結果を発表をしない‥‥それはなぜでしょうか?
甲木さん:
通常のイベントのようにセカンドインプレッションでお互いが両思いだった場合やお互いが「まる」をつけている場合は、「はなまる」をつけて返すようにしています。
「はなまる」をつけた方が連絡先まだ交換してない場合は、男性に対して「ちゃんと交換してくださいね」と促すようにしています。
ここがうちのウリでもあるんですが、アフターフォローをしっかり行っています。
大手でも有料でやってるんですが 、弊社はそこもサービスの中に組み込んでいます。
― 男性へのアフターフォローは2000円ぐらいでやっているところが多いですが、CENさんはサービスに含まれてるんですね?
甲木さん:
弊社の場合、例えばはるさんが相思相愛にはなってないですが、ファーストインプレッションで自分に「まる」をつけてくれた7番の女性をもう一度話がしたいですと、弊社にご連絡頂ければ、7番の女性に連絡を取り「この間の男性が連絡先を交換したいと言われていますがいかがですか?」というようなかたちで、橋渡しをさせて頂いています。
― でも、連絡先の交換を嫌がられる場合はありませんか?
甲木さん:
いえ、そこで尻込みされるというか拒まれる女性はいなかったですね。で、今考えているのが、連絡先の続きとして実際にお引合せする所までを無料でやってみたいと考えています。
実際にスケジュールをお伺いし、お見合いみたいな感じでやってみたいかなと。
そこまですることができれば、満足度をあげられるかなと思っています。
― そうですね、他社との差別化にもつながりますし、ぜひ実現して欲しいです!
婚活男子必見!パーティで聞いちゃいけないNGワード
― ところで、婚活パーティを主催されている方から見て、この人たちは絶対にカップルになって帰るんだろうなって人だったり、この人はダメだろうなっていうのは分かったりするんでしょうか?
甲木さん:
はい、全然わかります。
パーティもそうですし、お見合いなんかでもこのふたりは相性いいなっていうのが、最初の段階から分かったりします。
そんな方は、ほぼ100%交際に発展しています。
―おお! カップルになりやすい人の傾向はありますか?
甲木さん:
ではまずNGな場合から。
弊社ではパーティーが終わった後には、参加された女性に男性のNGだったところについて
アンケートをとっているんですが、そこで圧倒的にあがるのがやはり‥‥
― やはり‥‥?
甲木さん:
女性の年齢を聞くことです。
そして、今までどんな恋愛をしてきたか……つまり恋愛遍歴。
あと、男性はうかつに聞きがちで指摘されてもピンと来ないかも知れませんが、どの辺に住んでいるのか?といったプライバシーに関わることもNGです。
男性側は共通点を探そうとしてるんですが、女性からするととくに一人暮らしの女性は怖いかと思います。
聞くなら高知市内かそうじゃないかくらいなアバウトな感じが良いですね。
― これは要注意ですね。他にNGなことはありますか?
甲木さん:
あとはタバコやクチャラーや礼儀など。
自分の話ばかりする人、爪やひげなどの身だしなみ面で清潔感がない人、どこか中世的でオス的な魅力がない人なんかですね。
― なるほど……では、逆に好印象を与えるにはどうすれば良いのでしょうか?
甲木さん:
となりに座る瞬間にいかに自然でさわやかに笑顔で挨拶ができるのかですね。
これは本能的な瞬発力が試されます。あと、どれだけ素直に相手のことが褒められるか……これは普段から練習していないと難しいかもしれません。
例えばは、るさんをパッと見て、印象を褒めるとするとみなさん外見のことをお話すると思うんです。
「でもお話をしてみると誠実な話し方をされますし、付き合うこと=結婚と考える点からも誠実さが伺えます。素晴らしい方だなと僕はそういう印象を受けました」と、こんな感じで推測できる情報で褒めてみるとより心にきますよ。
他にも、女性は褒められるとすごく嬉しいんですよ。
だから褒めることが一番大事。それと、どんな男性が印象がいいかという点で言うと、話を聞いてくれる人と共感してくれる人ですね。
最近よく聞く話だと思いますが、例えば女性から「パソコンが壊れたの、どうしたらいいの?」と電話がかかってきたらどういうアドバイスされますか?
―「どういうエラーメッセージがでてますか」とか「電源入ってるか」とか現状の確認はどうでしょうか?
甲木さん:
なるほど……男性はトラブルが起こったときどういう対応すると思いますが、女性はこの場合はまず共感することが重要なんですよ。
― ひょっとして間違っちゃいました?
甲木さん:
いきなり画面がどうだ、エラーメッセージがどうだと言ってしまうと、責められている感じがして、嫌な気持ちを持ってしまうかもしれないですね。
解決してあげるにしても、まずはクッションを置いて「そうなんだ」とか「そういうことあるよね」とまず共感してあげることが大切です。
あんまり言うと変な誤解を招くかもしれませんが、女性には案外「大丈夫」と「どうなったの」と「そうなんだ」で、話はもたすことができますよ。
― ええ!?
甲木さん:
はい、実際に試したこともあるんですが、共感することを意識すると女性がすごくノッてきます。
女性がノッてくれるような相槌を上手く返すことが重要なんです。
基本、人間って自分がしゃべっていると居心地の良さを感じるんで、居心地のいい男性がモテるようになる。
甲木さん:
もうひとつ例えばの話なんですが、もし女性からネイルが趣味ですって言われたらどうします?
―うーん……そうなんですかって終わっちゃいますね(汗
甲木さん:
それじゃダメですよ。じつはこういう内容でも話が続く方法があります。
まずは、きっかけを聞けばいいんです。そしたら相手の女性はきっかけについて話をしてくれるはずですから、わからないネイルのネタでも相手の話を引き出すようなきき方をすれば話が続くんですね。
あとは「どんなところがおもしろいの?」とか「こだわってるところはあるの?」といった質問をしてみるのもありですね。
これは男女問わずなんですが、自分の好きなことだと人って思いの外しゃべれちゃうんですよ。
だからそれを引き出してあげるようにすれば「この人と話すと気持ちいいな」となっていきます。
これはとても簡単なんで、これを女性の方と話す時に使うと、自然と相談なんかも来るようになりますよ。ぜひ使ってみてください。
結婚相談所と婚活パーティの違い
― 結婚相談所と婚活パーティってなにが違うんでしょうか?
甲木さん:婚活パーティだと参加される方の目的がバラバラなことが多いですよね。
結婚したいだけではなくて、一夜の相手を求めているとか、女性だと友達の付き添いできたとか。
だから商工会の調査によると25000人のパーティーでカップルになるのは1000組ぐらいなんです。
で、結婚したのは20組ぐらい……つまり1%ないぐらいなんですね。
それぐらいパーティやイベントってマッチングするものの結婚までいくのが難しいんですよね。
何が必要かというと、それまでの啓蒙や教育、マッチングした後のフォローが必要でそれがないと、いくら出会いの場があっても結婚するのは難しいと思っています。
女性は30代ぐらいになると社会経験も積んで、人を見る目ができている。
今から結婚するんだったら敢えて自分を落としたくないというのが本音だと思うんです。
ただ、自分の立ち居地なんかをわかってないと、夢で終わってしまうので弊社はそれを現実に落とし込む作業を寄り添って考えていきます。
また、男性は自身が成長してもらうことに重点を置いていて、5だったら7になってもらって意中の女性にアタックする。
自虐もしないってことを男性にお話していけるといいのかなと。
事前の啓蒙的なこと重点を置き、マッチングのアフターフォローにも注力するので、だから結婚を早くに決められる方もいらっしゃって、期間で言うと初めて会って一ヶ月ぐらいという方もいたりします。
― なるほど……ところで、成婚しやすい人ってどんなひとなんでしょうか?
甲木さん:
成婚しやすい方は自分のビジョンが明確に定まってるんですよね。
結婚できない人ってなにかしら漠然としてしまってるんですよ。
なので、弊社で結婚する人は結婚するぞと、決心する!
本当に結婚したいと思っているスイッチが入ると、とても能動的で、フラれても手紙を書いたりアグレッシブになるんです。
だから、いつまでにという計画を考える。
何のために、誰のためにするのか? をちゃんと考えておく
それを考えておかないと、途中で上手くいかなくなることもあるので、そういった内容をちゃんと作っておくことが重要なんですね。
なので、弊社に来られた際には最初に「なぜ結婚したいんですか」とお伺いすることにしています。
婚活されている方や読者へのアドバイス
甲木さん:
絶対に諦めないことですね。
諦めてしまうとそれこそダメになってしまうので、本当にしんどくなって心が折れそうだったら僕なんかでよければ、ご連絡頂ければと思います。
facebookでもお電話でもかまわないのでご相談頂ければぼくも嬉しいです。
お金なんかも頂きませんので、ハローワークに相談されるお気持ちで気軽に悩みをぶつけて頂ければと思います。
さいごに:甲木さんのインタビューの感想
正直なところ、対談前は結婚相談所に対してあまりいい印象を持っていませんでした。
昔、何かの漫画で結婚相談所でだまくらかしてというようなものを見てからか、ずっといてもらえばお金がもらえる・・・なんて考えてたわけなんですが。
結婚相談所に対する見方が180度変わりました。
実際にサービスをされている方とお話してみると、思っていたものと全然違っていて、結婚相談という仕事への熱い気持ちを感じました。
これからも地域に根ざした高知県民が満足できるCENさんのご活躍を通じて幸せなご結婚をされる方がますます増えるといいですね。
■編集・構成:大山祐司
■写真:岡崎 裕